「ホームレス ニューヨークと寝た男」を見てみました。
よく撮影させたな、と思います。おもしろかったです。
・主人公はニューヨーク在住の写真家、マーク・レイさんです。
6年近くも屋上で寝袋にくるまる生活を送っている
ファッション・フォトグラファーの生活に、3年間密着したドキュメンタリーです。
・ファッションモデルが、たくさんでてきます。
道を普通にモデルさんが歩くなんて、大都市でなければ、ないでしょうね。
そのためには、ニューヨークにいないといけない。
実家は一軒家なんですが、実家からニューヨークに通うには遠いんだそうです。
・屋上で寝てることは、周囲も把握してるみたいですね。
けっこう稼いでいる感じだけど、ニューヨークは家賃が高いのかなあ。
部屋に住む、ということ自体が嫌になってる感じもします。
・たとえば月給20万円のうち、10万円が家賃に消えるなら、そのぶん浮かせば
食費や服やカメラに使えるよね、という感じのことも言っていますが
それだけではない感じがします。部屋を借りようと思えば、借りられるはずです。
・日中は屋上にいないですね。地上にいます。
モデルの写真を撮ったり、オーディションを受けて映画に出たり、
ジムでトレーニングしたり、お店でご飯食べたりして過ごしてます。
・ジムで鍛えているし、服も靴もきれいにしていますね。
生活用品はジムのロッカーに入れていて、
身だしなみはジムのシャワールームや公園のトイレで整えています。
・日本のホームレスに密着した「あしがらさん」とか
倉庫から１つずつモノを選んでいく「365日のシンプルライフ」みたいな感じかな、
と思ってレンタルしてきたんですが、まったく違いましたね。
・昔やってたTV番組の電波少年に近いです。電波少年からコメディを外した感じ。
「屋上で寝ながら、写真と映画に挑戦する男」。企画でなくて実話ですけどね。
笑いはないけど、でも悲しい感じもないです。全体的に淡々とした映画です。
・「あしがらさん」の時も思いましたが、撮影を許可するのがすごいです。
映画「あしがらさん」で、「あんただけは信じるよ」ということを言っていますが
この映画の主人公も、同じようなことを話しています。
撮影者を信用したからこそ、映画にするのも許可したんだろうなあと思います。
「ホームレス ニューヨークと寝た男」を見てみました。
おもしろかったです。見てよかったです。
