「おとなの事情」を見てみました。おもしろかったです。
7人で食事しながら、それぞれの携帯電話に届いた通話やメールを公開しあいます。
・幼なじみの友人夫婦が集まった食事会で、
携帯電話に来た通話内容やメールを、公開しあうゲームをします。
最初はおだやかに進んでいきますが、次第に秘密があきらかになっていきます。
・それぞれの夫婦の家のシーンもあるけど、7人がテーブルを囲んで
食事しながら話をしているシーンが、ほとんどですね。
7人の登場人物たちが、ずっと画面にいる映画ってあんまりないから、新鮮です。
・調べてみたら、こういうのを「会話劇」っていうんですね。
・登場人物の会話が主体になって進行していく。
・きれいな景色やCGよりも、会話でみせる。
場面転換があまりない。時間の経過も短い。群像劇である。 とのこと。
・この映画では、月は出てきますね。
ゲームで秘密が暴かれて、ケンカになってしまっても、月は変わらずそこにいる。
時折はさまれる月のシーンが、とてもいいですね。
・こんなに傷つけあってしまったら、このメンバーでは、もう集まらないだろうなあ。
もし仮にまた7人で会ったとしても、このゲームはもうしないでしょうね。
最後は体操しているところで終わります。いいラストシーンだな、と思いました。
・日本版リメイクを見つけたので、そちらも見てみました。
「おとなの事情 スマホをのぞいたら」です。
展開やセリフは、8割ぐらい同じですね。日本版は食事会の途中で終わります。
・イタリアのオリジナル版と、日本版の両方を見てみたら
「ああ、このシーン。こういう意味だったのか」と、わかって理解が深まりました。
「おとなの事情」を見てみました。おもしろかったです。
とてもいい脚本だなあと思いました。見ることができて、よかったです。