「ミクロキッズ」と「ミクロの決死圏」と「ダウンサイズ」を見てみました。
3本とも、体のサイズが小さくなる映画です。おもしろかったです。
・「ミクロキッズ」は、親が作ったスモールライトで、子どもが小さくなります。
芝生のジャングルに入ってしまった子どもを、親が虫眼鏡で探します。
製作年は、1989年です。
・「ミクロの決死圏」は、脳手術のため、小さくなって体の中に入ります。
ミクロでいられるのは、60分間。血管の中を通って、脳をめざします。
製作年は、1966年です。
・「ダウンサイズ」は、小さくなった人たちが作った町があって
そこに新たに入ろうとする人の話で、これは結構考えさせられました。
製作年は、2017年です。
・3本とも、おもしろいです。
「ミクロの決死圏」は、CGがないのによくこれが撮れたな、と思います。
医学的な解説がたくさんあって、人体の勉強にもなります。
・いろんな年齢の人と一緒に見るなら、「ミクロキッズ」がいいかもしれないです。
巨大なレゴブロックやタバコとか、アリに乗って移動したり、おもしろいです。
・「ダウンサイズ」は、どちらかというと大人向けですね。
「小さくなった。これでお金の心配ない。理想を手に入れた」の、そのあとの話です。
小さくなっても同じように生活や社会があるんだ、というのを描いています。
・「ダウンサイズ」だけは、小さくなるときに全身の体毛を剃って、歯を抜きます。
小さくなる専用の部屋で、みんなと一緒に小さくなります。
裸の人達が、ベッドに横になっているのが、少し怖かったです。
歯は、小さくなってから入れ直します。
・「ミクロキッズ」と「ミクロの決死圏」と違って
「ダウンサイズ」は、一度小さくなったら、元のサイズに戻れません。
そのため、小さくなったから遊んで暮らす人ばかりではなくて
働かないといけないし、掃除の人も必要です。貧富の差もあります。
小さくなる前と同じように年齢を重ねていくし、病気にもなるんですよね。
・「ダウンサイズ」では、口封じのために強制的に小さくされた人もでてきます。
この視点は全く考えたことなかったので、とてもびっくりしました。
サイズが小さくなったとしても、いろんな問題自体は解決しなくて
悩みの種類が変わるだけなのかもしれないな、とも思いました。
体のサイズが小さくなる映画を、3本見てみました。おもしろかったです。