図面計画 3Dパース・CAD図面制作

外構エクステリアの図面屋をしています。手描きの外構スケッチを、CADできれいに清書して、PDFにしてメールで納品します。

自作のインシュレーターは 免震ゴム構造です

今使っているインシュレーターは 自分で作ったものです。
インシュレーターというのは スピーカーなどの下につける制振材のことです。
数年前に自分で作ったのですが とくに問題なく使用できています。

・その当時 コンポをテレビ台に移動したので スピーカーの位置が下がったんです。
 それでインシュレーターをつけようと思って 探したんですが
 たくさんありすぎて 迷ってしまいました。
 そのためとりあえず 自分で作ることにしました。

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・いろいろ検討した結果 免震ゴム(積層ゴム)を参考にすることにしました。
 インシュレーターは 振動を遮断するのが目的ですので
 マンションなど実際の現場で使われているものが一番なのでは、と思いました。
 免震ゴムのことをまったく知らなかったので 自分なりに調べてみました。

・免震ゴムは 地震対策でマンションなどに使用されています。
 薄いゴムと鋼板を交互に積層しています。

・「ゴム=柔らかいもの」と「鋼板=硬いもの」が
 交互に重なった構造をしています。

・「ゴムの柔らかさ」によって 地震時には横方向にゆっくり揺れ
 地震の揺れが できるだけ建物に伝わらないようにします。
 
「鋼板の硬さ」によって 重い建物を安定的に支持します。
 マンションの場合 免震層は基礎にあるのが一般的です。

・つまり 金属板とゴムを重ね合わせると 免震ゴムができます。
 調べてみたら この構造でインシュレーターを作っている記事を見つけたので
 それを参考に 自分なりにやってみることにしました。

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・インシュレーター4個分の材料です。
 ・10円硬貨 12枚
 ・アクリルフォーム両面テープ:スコッチ 超強力両面テープ 
                KTD-12 12mm × 1.5 m 厚み1mm
 ・ゴムクッション 4枚

・アクリルフォーム両面テープは 弾力があって 
 耐久性・柔軟性・振動吸収性があります。
 10円硬貨の厚みは約1.5mmなので 厚み1mmの両面テープにしました。

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・さっそく作ってみます。
 アクリルフォーム両面テープで 10円硬貨同士を貼り付けて
 一番下にゴムクッションをつけます。

・10円硬貨を3段重ねにするのですが それがなかなか難しいです。
 少しのズレが目立つので 何度かやりなおしました。
 お湯につけて硬貨を指で押せば 簡単に取れます。
 
財務省HPによると 貨幣(硬貨)を故意に損傷したり鋳つぶしたりすると
 貨幣損傷等取締法により罰せられる、とのことなので
 その意味でも 完全に接着するのではなく 簡単に取れるようにしています。

・何度かやりなおしましたが 無事に4個できあがりました。
 アクリルフォームで 10円玉が浮いているような構造です。
 上にかざすと光が透過して 結構きれいです。

・ためしに音楽をきいてみます。いいですね。振動はありません。
 問題なさそうなので アクリルフォーム両面テープで 
 スピーカーとインシュレーターを接着します。OKです。

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このようにして 数年前に作ったインシュレーターですが
とくに問題なく使用できています。今のところ うまくいっています。